JR総武線本八幡駅南口徒歩1分の歯医者

2024年6月に新設された制度で、厳格な基準を満たした歯科医療機関が厚生労働省から認可を受けるものです。これは、地域包括ケア（地域完結型医療推進）を担う歯科診療所に与えられます。

認定を受けた歯科医院は、生涯にわたり患者様へ安心・安全な治療を提供することはもちろん、定期的な口腔検診や予防処置を通じて健康維持に貢献できると認められています。全国の歯科診療所のうち、認定を受けたのは約1割にとどまります。

本八幡ミツル歯科は、2024年6月1日付で厚生労働省より「口腔機能管理強化認定歯科診療所」に認定されました。

この認定により、従来は保険診療では対応できなかった治療の提供が可能となりました。代表的なものとして、歯周病安定期治療やフッ素塗布が挙げられます。

歯周病安定期治療は、歯周病治療終了後に歯科医院で定期的な清掃や歯石除去などを行いお口の健康を保つ治療です。

患者様のお口の状態に応じて、担当の歯科衛生士が治療を行います。

歯周病安定期治療を毎月継続することで、以下のメリットが期待できます。

フッ素ケアとは、フッ素を使用して歯を強化し、虫歯を予防する方法の一つです。フッ素は歯の表面を硬くし、虫歯菌による酸の影響を受けにくくする効果があります。

一般的に、フッ素ケアはお子さま向けの予防法と思われがちですが、大人の方にも非常に有効です。加齢や歯周病によって歯ぐきが下がると、歯の根元が露出し、虫歯のリスクが高まります。定期的なフッ素ケアを行うことで、大人の方も歯の健康を維持しやすくなります。

フッ素塗布は、通常の診療でも提供できますが、保険診療で行うには年齢や口腔内の状態、虫歯の本数など、さまざまな条件を満たす必要があります。そのため、全ての患者様が保険適用で受けられるわけではありません。

しかし、口腔機能管理強化認定歯科診療所として認定を受けている当院では、初期の虫歯がある場合、保険診療でフッ素塗布を行うことが可能です。定期的なフッ素ケアを行うことで、虫歯の進行を防ぎ、健康な歯を維持しやすくなります。

フッ素は、お肉や魚、野菜などの食品をはじめ、水や土にも自然に含まれるミネラルの一種です。私たちは日常生活の中で、食事などを通じて自然にフッ素を摂取しています。

歯科で使用するフッ素は、「フッ素化合物」と呼ばれる安全性の高い物質であり、適正な濃度と量を厳密に管理したうえで使用しています。そのため、安心して虫歯予防に活用できます。

虫歯予防の先進国である欧米では、フッ素ケアは子どもから大人まで幅広く行われており、その有効性と安全性が確立されています。定期的にフッ素を取り入れることで、歯の健康をより長く保つことが可能になります。

フッ素ケアは、乳歯や永久歯が生え始めたらできるだけ早く始めることが大切です。特に乳歯は、永久歯に比べてエナメル質が薄く、虫歯菌の酸によって溶けやすいため、虫歯の進行が非常に早いという特徴があります。そのため、早めにフッ素ケアを取り入れることで、虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。

また、生えたての永久歯も、まだ歯の表面が完全に成熟しておらず、虫歯になりやすい状態です。永久歯は一生使う大切な歯であり、子どものうちからしっかりケアを行うことで、健康な歯を守ることができます。定期的なフッ素ケアを習慣化し、強く丈夫な歯を育てましょう。

大人の場合、多くの方が過去に虫歯の治療を受けており、治療済みの歯が再び虫歯になる「二次う蝕（再発虫歯）」に注意が必要です。詰め物や被せ物の境目は、経年劣化やプラークの付着により虫歯が再発しやすいため、予防ケアが欠かせません。

さらに、加齢とともに歯周病が進行すると、歯ぐきが下がり、歯の根元にある「セメント質」と呼ばれる部分が露出します。セメント質はエナメル質よりも柔らかく、虫歯になりやすいため、特に注意が必要です。

歯を強化し、虫歯を防ぐフッ素ケアは、大人の方にとっても重要な予防治療です。定期的にフッ素を取り入れることで、歯の健康を守り、虫歯の再発を防ぎましょう。