ブログ

HOME > ブログ > 歯茎を健康に保つ秘訣!歯周病を予防する方法を詳しく解説!

歯茎を健康に保つ秘訣!歯周病を予防する方法を詳しく解説!

綺麗な歯茎を見せる女性

こんにちは。千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」です。

「毎日歯磨きをすると歯茎から血が出る」「歯茎が腫れて痛い」「口臭が気になる」といった症状に心当たりがある方もいるでしょう。これらは、歯周病になると現れる代表的な症状です。

歯周病は放置すると歯を失う原因になるだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼすことのある恐ろしい病気です。適切なケアを行うことで予防が可能です。

この記事では、歯周病の基本的な知識や原因、歯科医院での予防方法、さらに自宅でできるケアのポイントまで詳しく解説します。この記事を参考に日々のケアを見直し、健康な歯茎を維持してください。

歯周病とは

歯周病になった歯茎

歯周病は、歯と歯茎の境目の溝(歯周ポケット)に侵入した細菌が、歯を支える歯茎や骨に炎症を引き起こす病気です。進行すると歯を支える組織が破壊され、最終的には歯が抜け落ちることもあります。

歯周病の症状は、初期の歯肉炎から重度の歯周炎まで様々です。15歳以上の日本人の約半数に何らかの歯周病の症状が認められるほど、非常に身近な病気です。

歯周病の進行段階

歯周病は、歯肉炎と歯周炎の2つの段階に分けられます。

歯周病の初期段階である歯肉炎では、歯と歯茎の境目が赤く腫れ、歯ブラシでこすると出血しやすくなります。この段階では、炎症は歯茎に限局しているため、適切に対処すれば完治が可能です。

歯肉炎が進行すると、炎症が歯茎の奥に広がり、歯を支える組織である歯槽骨が破壊される歯周炎へと進行していきます。歯周炎になると、歯周ポケットが深くなり、歯茎の腫れや出血に加え、膿が出たり、口臭が強くなったりすることもあります。

さらに進行すると、歯槽骨の吸収が進み、歯の動揺が顕著になります。最終的には、歯槽骨が歯を支えられなくなり、歯が自然に抜け落ちたり、抜歯が必要になったりすることもあります。

歯周病の症状

歯周病の代表的な症状は、以下のとおりです。

・歯磨きをすると出血する
・歯茎が赤く腫れる
・口臭がする
・歯がぐらつく
・歯茎が下がる
・歯が長く見える
・噛むと痛みや違和感がある
・歯茎から膿がでる

このような症状がある場合は、早めに歯科医院を受診し、チェックを受けましょう。

歯周病が全身に及ぼす影響

歯周病は単なる口腔内のみの疾患ではありません。歯周病菌が血流に乗って全身に広がることで、糖尿病の悪化や心臓病、脳梗塞、早産、関節リウマチなど、様々な疾患のリスクを高める恐れがあります。

特に、糖尿病の方は歯周病になりやすく、また歯周病があると血糖値のコントロールが難しくなるという双方向の関係があります。

歯周病の原因

細菌により歯周病になるイメージ

歯周病の主な原因は、お口の中にいる細菌が作り出すプラーク(歯垢)です。プラークは、虫歯菌や歯周病菌といった様々な細菌が集まってできた塊です。歯磨きが不十分だと、歯と歯茎の境目や歯周ポケットに蓄積していきます。

歯周ポケットに入り込んだプラーク中の歯周病菌は、毒素を放出して歯茎に炎症を引き起こします。これが、歯周病の始まりです。

プラークは毎日の歯磨きで落とすことができます。

しかし、ブラッシングが不十分で付着したまま時間が経つと、唾液中の成分と混ざり合って硬くなり、歯石へと変化します。歯石は歯に強固に付着します。表面は軽石状のため、さらにプラークが付きやすい状態を作り出します。

歯石は歯周病を悪化させる原因となるため、取り除く必要があります。非常に硬く、歯ブラシでは落とせないため、歯科医院での専門的なクリーニングが必要となります。

間接的な原因

歯周病の直接的な要因は、不十分なセルフケアで磨き残したプラークですが、その他にも歯周病の発症リスクを高める間接的な要因があります。

喫煙

喫煙は、歯周病のリスクを大幅に高めます。タバコに含まれる有害物質が歯茎の血流を悪化させ、免疫力を低下させるため、歯周病が進行しやすくなります。

生活習慣の乱れ

ストレス、睡眠不足、食生活の乱れは、体の免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる要因となります。栄養バランスの取れた食事や規則正しい生活を心がけることが重要です。

口内環境

歯並びや癖などの口内環境も、歯周病の間接的な要因になることがあります。例えば、歯並びが悪いと、歯ブラシが当てにくい場所ができ、プラークが溜まりやすくなる原因になります。

また、鼻で呼吸せず口呼吸をしていると、口内が乾燥するため細菌が繁殖しやすくなり、歯周病のリスクが高まります。さらに、歯ぎしりや食いしばりの癖があると、歯や歯茎に過度な負担がかかり、歯周病の悪化を招くことがあります。

健康状態

年齢を重ねると、歯茎の抵抗力が低下し、歯周病にかかりやすくなります。特に、中高年以降の方は、若い頃以上に歯茎の健康を意識することが大切です。

また、糖尿病や骨粗鬆症などの全身疾患も、免疫力を低下させて歯周病のリスクを高める可能性があります。

歯周病を予防するために歯科医院で行うこと

歯科医院で歯周病の検査を受ける様子

歯周病を予防するために、歯科医院では口腔内の状態を確認した上で、以下のようなケアが行われます。定期的な歯科医院でのチェックは、歯周病の早期発見、予防につながります。

歯のクリーニング

歯科医院では、歯と歯茎の間に溜まった歯石やプラークを専門的な器具を用いて除去します。歯石は歯ブラシでは取り除けないため、定期的なクリーニングが必要です。これにより、歯周病の原因となる細菌の繁殖を防ぐことができます。

一般的には、3ヶ月から6ヶ月ごとのクリーニングが推奨されています。個々の口腔内の状態に応じて頻度を調整することが重要です。

歯周病検査

歯科医院では、歯周病の進行具合を確認するために歯周ポケットの深さや出血の有無をチェックし、必要に応じて治療を行います。歯周ポケットの深さを測定することで、歯周病の進行度を確認できます。

健康な歯茎ではポケットの深さは1mmから2mmですが、進行するに従い歯周ポケットは深くなっていきます。定期的に検査を受けることで、早期発見と治療が可能です。

歯磨き指導

歯科医院では、ご自宅で正しいセルフケアができるよう、正しい歯磨きの方法について指導が行われます。歯ブラシの当て方、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方など、効果的なオーラルケアの方法を学ぶことができます。

歯周病を予防するために自宅でできること

バランスの良い食事

歯周病の予防には、日常生活でのケアも非常に重要です。以下に、自宅でできる具体的な対策を紹介します。

しっかりと歯磨きをする

毎日の歯磨きは、歯周病予防の基本です。正しいブラッシング方法を身につけ、食後や就寝前にはしっかりと歯を磨くことが大切です。特に、歯と歯茎の境目を意識して磨くことで、プラークの蓄積を防ぎましょう。

また、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間のプラークは、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して取り除いてください。丁寧な歯磨きでプラークを取り除くことで、歯周病のリスクを大幅に減少させられます。

生活習慣を見直す

健康的な生活習慣は、歯周病予防に直結します。バランスの取れた食事を心がけ、特にビタミンCやカルシウムを多く含む食品を摂取することが重要です。ビタミンCは、歯茎の健康を保つために欠かせない栄養素であり、カルシウムは歯の強化に寄与します。

また、十分な睡眠を確保し、ストレスを軽減することも免疫力を高めるために役立ちます。ストレスが溜まると体全体の健康が損なわれ、口腔内の健康にも悪影響を及ぼすためです。

リラックスする時間を持つことや、趣味を楽しむことが大切です。

定期的にセルフチェックをする

自宅でも、定期的に歯茎の状態をチェックすることを習慣にしましょう。鏡を使って歯茎の色や形状を確認し、赤く腫れていたり出血が見られたりした場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。

セルフチェックを行うことで、早期に問題を発見し、適切な対処が可能です。

まとめ

生活習慣を見直し歯周病予防をする笑顔の女性

歯周病は、放置すると歯を失う原因となる恐ろしい病気ですが、適切な予防を行えば防ぐことが可能です。歯科医院での定期的なチェックとクリーニングを受けることに加え、自宅での正しい歯磨きや生活習慣の改善を意識しましょう。

歯周病予防に興味がある方は、千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯や歯周病治療だけでなく、小児歯科や矯正歯科、ホワイトニング、マタニティ歯科などさまざまな診療に力を入れております。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。活用ください。

0473704180
24h WEB予約