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マウスピース矯正中には滑舌が悪くなる?対処法と注意点も

マウスピース矯正中には滑舌が悪くなった女性

こんにちは。千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」です。

マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外しも可能なため、昨今多くの方に選ばれている矯正方法です。

しかし、なかには装着中に滑舌が悪くなったと感じる方も少なくありません。人前で話す機会が多い方にとって、滑舌の変化は大きなストレスになることもあるでしょう。

事前に滑舌に影響を与える原因や適切な対処法を知っておけば、矯正期間を快適に乗り切れるかもしれません。

本記事では、マウスピースで発音がしづらくなる原因、日常生活でできる改善法や注意点について詳しく解説します。治療に不安を感じている方や、現在違和感を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正をする女性

透明なプラスチック製の装置を使用して、歯並びを整える矯正方法です。金属のワイヤーとブラケットを使った従来のワイヤー矯正と異なり、目立ちにくいため矯正中であることが周囲に気づかれにくいというメリットがあります。

社会人や学生など、人前に出る機会が多く審美性を気にされる方にも人気がある治療法です。また、マウスピースは自分で着脱できるため、食事や歯磨きの際に取り外すことができます。

いつも通りに食事を楽しみながら、口腔内を清潔に保つことが可能なので、結果として虫歯や歯周病のリスクも低減されるでしょう。日常生活に支障が出にくいため、ストレスなく治療を進められます。

ただし、取り外しが可能な分、自己管理が必要な矯正方法です。1日の装着時間は20時間以上と指示されるケースが多く、装着時間が不足すると歯の移動が進みません。

マウスピース矯正では、数週間ごとに新しいマウスピースに交換し、少しずつ歯を移動させていきます。歯並びや噛み合わせの状態によって治療期間には差がありますが、平均して1〜2年程度を要するケースが多いでしょう。

重度の不正咬合の場合は、従来のワイヤー矯正でないと対応できない場合もあるため、マウスピース矯正を検討中の場合は、歯科医師による診断を受けることが重要です。

マウスピース矯正中には滑舌が悪くなる?

マウスピース矯正中には滑舌が悪くなるのか考える女性

マウスピース矯正では、装置の厚みで舌の動きが制限されるため、滑舌に影響が出ることが少なくありません。特に、舌を前歯に当てて発音するサ行やタ行の発音が不明瞭になりやすく、コミュニケーションに支障を感じる方もいるでしょう。

滑舌が悪く感じられるのは、矯正開始から最初の数日〜数週間の期間です。装着に慣れるにつれて舌の動きも適応するため、次第に話しづらさは軽減されるでしょう。多くの方は1〜2週間程度で自然に慣れるため、過度に不安を感じる必要はありません。

ただし、接客業や営業職など、日常的に会話を必要とする職業の方にとっては、装置に慣れるまでの滑舌の変化が業務に影響を与える可能性もあります。滑舌の変化に不安がある場合は、治療開始のタイミングを調整すると良いでしょう。

滑舌が悪くなった場合、マウスピースが浮いていたり破損や変形が原因で支障が出ている可能性もあります。浮きや破損・変形がある場合は、歯の動きにも影響が出るため速やかに歯科医院で確認してもらうようにしましょう。

マウスピース矯正中に滑舌の悪さを感じたときの対処法

マウスピース矯正中には滑舌が悪くなった場合どうするのか説明する歯科医師

治療途中で滑舌に違和感を覚えるのは、マウスピースが舌の動きに影響を与えるためです。少しでも早く発音を改善させるには、事前に対処法を理解しておくと良いでしょう。

以下に、マウスピース矯正で滑舌が気になる時の対処法を4つ紹介します。

・話す練習をする
・チューイーを使う
・滑舌に問題がないか確認する
・歯科医院を受診する

それぞれ解説します。

話す練習をする

滑舌を改善させるには、口周りの筋肉と舌の使い方に慣れることが大切です。マウスピースを装着した状態で意識的に発音練習すると、次第に発音しやすくなります。

早口言葉を繰り返す、発音しにくい音を練習する、鏡の前で口の動きを確認しながら話すなどを継続することで、舌や口周りの筋肉が強化されるため発音も安定します。

チューイーを使う

マウスピースが浮いていると、滑舌に影響するだけでなく、適切な矯正力がかからず歯の移動が適切に進みません。チューイーは、装置を歯に密着させるためのゴム性のチューブです。

とくに、矯正治療を開始した直後や新しいマウスピースに変えた際は、マウスピースが浮きやすいため積極的に使用しましょう。手でマウスピースをはめると浮きやすいため、チューイーを前歯からしっかり噛み、少しずつ奥歯方向に進んで歯にフィットさせます。

滑舌に問題がないか確認する

ご自身で滑舌が気になっていても、周囲の人からしたら気にならない程度である場合も少なくありません。そのため、気になる発音がある場合は、家族や知人に問題ないか確認してみると良いでしょう。

人に確認することに抵抗がある場合は、スマートフォンやビデオの録画機能を利用して動画を撮影してご自身で確認するのも有効な手段です。

歯科医院を受診する

滑舌の違和感がなかなか改善しない場合や、明らかに日常生活に支障が出ている場合は、歯科医院に相談してみましょう。浮きや破損がないかなど、形状を確認してもらえます。マウスピースが歯にフィットしていない場合は、マウスピースの微調整が必要なこともあるでしょう。

マウスピースを外して話す場合の注意点

マウスピースを外して話す場合の注意点を説明する歯科衛生士

マウスピース矯正中に滑舌が気になり、話すときだけマウスピースを外す方もいるでしょう。着脱が可能なので一時的に外すことはできますが、習慣化するのは避けるべきです。

マウスピースは1日20時間以上の装着が推奨されており、装着時間が足りないと矯正の進行に大きく影響します。大切なイベントや仕事で滑舌をクリアにしたい場合、事前に時間を把握してトータルの装着時間に影響が出ないように調整しましょう。

以下に、マウスピースを外した際の注意点を3つ紹介します。

・装着時間を意識する
・清潔な状態で保管する
・食後は必ず歯磨きをする

それぞれ解説します。

装着時間を意識する

マウスピース矯正では、マウスピースを装着することで矯正力が働くため20時間を満たすように調整することが大切です。20時間に満たない日が増えると、治療計画どおりに歯が移動しないため、矯正期間が伸びたりマウスピースが合わなくなるリスクが高まります。

また、使用時間が短い日が続くと、歯が元の位置に戻る後戻りが起こる可能性が高いです。後戻りが起こるとマウスピースが合わなくなるため、マウスピースの再作製が必要になるケースも少なくありません。

追加の費用と期間がかかるため、自己管理はしっかりとおこなう必要があります。

清潔な状態で保管する

マウスピースを外す際は、専用の入れ物で保管してください。ティッシュなどに包んで置くと、誤って捨てるリスクがあります。

また、唾液がついた状態のまま放置すると雑菌が繁殖するため、再装着時に歯茎の炎症や虫歯などのトラブルを引き起こす可能性があります。かならず洗浄してから保管しましょう。

外出の際に外す可能性がある場合は、ケースを持ち歩いてください。

食後は必ず歯磨きをする

マウスピースを外した後にすぐ話す予定があっても、食事をした場合はかならず歯磨きをしてから再装着しましょう。歯の表面に汚れが残ったまま装着すると、虫歯や歯周病の原因になります。

マウスピースの装着時間はできるだけ確保する必要がありますが、口腔環境を守ることが重要です。歯磨きが難しい場合は、水や洗口液で口をゆすいでから装着するようにしましょう。

まとめ

マウスピース矯正に成功し笑顔に自信が出た女性

マウスピース矯正中に滑舌が悪くなるのは、装置の素材や舌の動きが一時的に制限されるためです。

しかし、発音トレーニングや装着時間の調整・正しい装着方法を意識することで、滑舌の悩みは軽減できます。滑舌の悪化は一時的なケースが多く、治療開始直後に感じる方が多いです。

使用を続けると舌や口周りの筋肉が慣れるため、自然と改善することも少なくありません。使用を続けていても滑舌がなかなか改善されない場合は、破損など別の原因が考えられるでしょう。不安がある場合は、歯科医師にしっかり相談してください。

マウスピース矯正を検討されている方は、千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯や歯周病治療だけでなく、小児歯科や矯正歯科、ホワイトニング、マタニティ歯科などさまざまな診療に力を入れております。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

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