歯科医院であることを忘れさせるおもてなしを
当歯科医院って行きたくない場所じゃないですか?
僕はすごく嫌いでした。
そんな僕が歯科医院を自分で始めるに当たって、大事なのは新しいだけの機材じゃなく「おもてなし」だと思ったんです。
患者さまと雑談したりして、美容院と感じが似ているかもしれません。「おもてなし」を五感で感じていただければと思います。
当院は商業施設の中にありますから、いらっしゃる患者さまもさまざまです。ご年配の患者さまだと「ここへ来るのも大変」っておっしゃる方もいらっしゃいますね。
それなのに来てくださっているわけで、まずお体を気遣い、お茶を出したりするようにしています。
歯科医院がお口の健康に貢献するのは当たり前です。
当院はそれにとどまらず、治療を受けた患者さまの生活が活性化し、この地域や他の業種まで良い影響が広がっていくお役に立てたらと思います。
五感で感じる「おもてなし」とは
患者さまがいらっしゃったらまず、スタッフ全員であいさつをします。
院内のデザインは、患者さまの心地よさや清潔感を考えてゆったりと整えました。
それから耳から入る情報として言葉遣いも大事だと思うので、帰りは「お疲れさまでございました」と送り出します。
診療内容が幅広いのは、目の前にいる患者さまのため
なるべく多くの患者さまに取り入れてもらえるよう、当院の自由診療はリーズナブルな価格を設定しています。
中でも、セラミックスの歯は歯科技工所に協力してもらい、できる限り価格を抑えました。
協力してもらえるようになったのは、2年から3年にわたって緻密な治療を続けてきた結果です。
保証期間内の作り直しがどれだけ抑えられるかが、価格決定の鍵となりました。
自分一人じゃないから良い結果を目指せる
良い結果を追求するには、チームとして治療に取り組むことが欠かせません。
例えばセラミックスの歯を作るときは、お口の治療をする僕たちと物作りを担当する歯科技工士が手を組み、オーダーメードで仕上げます。
歯科技工所の社長が治療に立ち合って、一つ一つ色を合わせることもあるんですよ。勉強熱心な人で、話してみて意気投合しました。
もちろん、家族以上に時間を共にしているスタッフがいなければ、僕一人では治療できません。歯周病治療には歯科衛生士の力が必要だし、インプラント手術は手順を助手とミーティングしてスムーズに進められるようにしています。
人それぞれ価値観は違うけど、取引先やスタッフにも、まごころを込めてお付き合いをしていきたいと思います。