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歯医者が怖い、痛くないところがいい…無痛治療と最も大事なこととは

初診の方で問診すると、「歯医者が怖いのであまり通っていませんでしたが、最近歯に痛みが出たので勇気を持って来ました…」「歯医者が苦手なのですごく緊張しています。」そのように仰る方も少なくありません。顔もこわばり、緊張した面持ちです。


私自身、歯医者が怖いという気持ちになる事がありませんので、治療してもらう場合にはどうぞよろしくお願いします!と全信頼を置いてお口を開けます。
それで、私なりに考えた患者様が仰る「歯医者が怖い」というお気持ちを考えた結果、

  • 今までの経験(小さい頃の歯医者へのトラウマ)
  • 麻酔が痛い(注射が嫌い、嫌だ)
  • 治療中のバキュームの音の大きさや削る機械(ハンドピースの回転音)の高い音が緊張する
  • 口腔内に水が溜まるのが嫌

といったところになるのかな、と思いました。
このように並べていくと、そういえば私も治療中の口の中に水が溜まるのは結構嫌ですし、早く水吸ってほしいと思うこともあったなぁ…だとか、歯を削っている時に舌をどこに置いたら水が喉にいかず、また削る邪魔にならないだろうかと思って緊張する時もあったと思いました。


これでは初めて来られる患者様自身も、とても緊張してしまいますよね?
ではどのようにして治療中の緊張を和らげ最終的に理想とする定期健診に通っていただき、予防歯科を患者様に行ってもらえるのでしょうか?

治療中は痛くないよう器具や機械を使用します。

ご希望の方には表面麻酔薬を使用します。
麻酔と聞くと注射針をイメージされる方もいらっしゃる方もいるかと思いますが、表面麻酔というクリーム状の麻酔もあります。


これは歯茎の表面に麻酔薬を塗り、表面の感覚を麻痺させるものです。
これで前準備として表面に塗り、局所麻酔を打つという流れで刺す痛みを軽減させるというものです。
これは注射が怖いというお子さんにも塗布できますので、治療も安心して行えます。


また、局所麻酔(浸潤麻酔)を使用する場合は電動式と手動式の2つがあります。
手動式の麻酔は、手の握力で麻酔を注入するタイプであり刺し込み時点では注入は弱く、そして段々と強く注入するよう手で加減を調整できます。


一方電動式麻酔は、機械で一定の圧で麻酔を注入する為、痛みを感じにくいと言われています。
ただ歯茎への刺し方も、Drの技術がありますので痛くない麻酔というのは最先端の機械と、やはりDrの豊富な経験と腕が必要です。

歯の黒い部分を全て削って治療するというわけではなく、虫歯の状態により経過という方向もあります。

虫歯は柔らかいので専用の器具を使って削ると簡単に取れます。
ただ、虫歯の進行が止まると黒いまま固くなるものがあり、その場合は象牙質・神経まで到達しないと捉え経過にする事もあります。
黒い部分だからといってむやみに削るのではなく、経過と判断し定期健診で様子を見ることもあります。

歯を削るという事は、未来の自分がご飯を味わえる質が落ちるという事。

歯を削って治療して、また虫歯になって治療、どんどん削って最下層の神経を抜くことになった、なんだか歯もだんだんぐらつくようになり食べ物も噛みにくい。そして最悪の場合、歯医者から保存できないので歯を抜きましょうという事になります。


歯医者に通っていない方は、歯を抜くなんて早々無いでしょうしまさか自分がそうなるなんて思っていないかもしれませんね。


また、歯を抜いてもどうにか手段はあるでしょうし日々の生活に何も変わらないと思うかもしれません。
歯を抜いた後、どうするかと言えばブリッジ・入れ歯・インプラントです。
ブリッジは両サイドの健康な歯を削って歯を作製しますので、将来的な保存の意味で負担は大きいでしょう。
入れ歯は種類も様々ですが、日々の入れ歯のお掃除やご飯を噛んでるうちに形状が変わり痛みが出た場合、歯医者で調整が必要です。


インプラントは金額も高いですし、最終的な人工歯を入れるまで約半年かかります。
デメリットばかりをお伝えしてしまいましたが、これらは定期健診を受けることが一番の回避手段であり、検診に来ていただく事でDrが小さな虫歯を発見1~数回で治療したり、また歯科衛生士が歯ブラシ指導を行うことで日々の予防になっていきますので必ずメンテナンスに通いましょう。

無痛治療の機械・器具を使う事より心掛けている事とは?

歯医者が怖い、痛いのが嫌いという患者様に最先端の器具や機械を使うことで気持ちを和らげることは可能ですが、一番大事な事とは「患者様の怖いという気持ちを汲み取り、その気持ちに合わせていかに治療中のペースを考えたりお声がけをして緊張を和らげてあげる事」ではないかと思います。


初診時に、歯医者が苦手で…と仰る方には麻酔時に「麻酔しますよ。」「お痛みは大丈夫ですか?」「お鼻でゆっくり呼吸しましょう。」「痛くなくなってきましたね。」と、お声がけをする事、水が溜まる事が嫌な方は5秒頑張りましょうと声掛けし、治療中にDrが5秒数えて水を吸引する等治療ペースを細かく刻む事、こういった患者様のペースに合わせた治療を行い通院出来る医院と認識してもらえることが一番重要なのでは、と考えます。


技術もそうですが、歯医者は病院ですのでまず、患者様の怖いという気持ちを汲んで治療する事を当院では一つの指針として持っています。


どの患者様でもそうですが、虫歯の治療が終了し定期健診に移行した時、「今までよく通いましたね、お疲れ様でした!」「あとは定期健診で様子を見ましょう。」とお伝えした時がとても嬉しく、また患者様と信頼関係が結べたからこそ全ての治療が終了したと感じる瞬間です。

クリスタルミツル歯科は患者様が通いやすい歯医者を心掛け、日々診療を行っています。

歯医者が怖いという方にお伝えしたい事

初診時に遠慮なく仰ってください。
私たちはその気持ちを尊重し、治療が終了する日まで安心して通っていただけるよう専用の機械・器具を用い、また診療時のお声がけ・ペースを考えた治療を行っていきます。

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