こんにちは。千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」です。
美しい白い歯になりたくても、歯科医院で受けるホワイトニングは大変そう、予約が取れなさそうとホワイトニングを諦めている方はいませんか。近年、自宅で行えるホームホワイトニングが注目を集めています。
今回は、ホームホワイトニングの概要や歯が白くなる仕組み、メリット・デメリット、ホワイトニングの流れなどを解説します。
自宅で歯のホワイトニングはできる？
自宅でホワイトニングをすることは可能です。ホワイトニングには、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で患者様自身が行うホームホワイトニング、2つのホワイトニングを併用するデュアルホワイトニングの3種類があります。
自宅で行うホームホワイトニングでも、マウスピースを作成するために最初は歯科医院への来院が必要です。
自宅で行うホームホワイトニングとは？
ホームホワイトニングとは、歯科医師の指導のもと自宅で行うホワイトニングです。ホワイトニング用のマウスピースを歯科医院で作成してもらい、自宅で患者様自身が薬剤を塗布してホワイトニングを行います。
ホームホワイトニングで使用される薬剤には、過酸化水素が含まれています。過酸化水素が歯の表面にあるエナメル質に作用し、色素を細かく分解することで歯を白くするのです。エナメル質を曇りガラスのように白くすることで、エナメル質の奥にある象牙質の黄ばみを目立たなくする効果もあります。この2つの働きから、歯を白く見せるのがホームホワイトニングです。
ホームホワイトニングにかかる費用は歯科医院によって異なりますが、10,000〜30,000円程度が多いでしょう。
ホームホワイトニングのメリット・デメリット
ホームホワイトニングのメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
ホームホワイトニングのメリットは、以下のとおりです。
・白さが長く続く
・好きな場所、好きな時間にホワイトニングできる
・通院回数が少ない
・オフィスホワイトニングと比較して費用が安い
・奥歯まで白くできる
それぞれ解説します。
白さが長く続く
ホームホワイトニングでは、オフィスホワイトニングに比べて濃度が低い薬剤を使用します。効果が現れるスピードは遅いですが、歯を徐々に白くするため、白さの持続期間はオフィスホワイトニングよりも長いです。6か月〜1年程度続くとされています。
歯の黄ばみ感じたら、ホームホワイトニングを再開することで色戻りを防げるでしょう。
好きな場所、好きな時間にホワイトニングできる
ホームホワイトニングは、一度マウスピースを作成すれば、好きなときに好きな場所でホワイトニングを行うことができます。忙しくて歯科医院に行けるタイミングがわからない方でも、ホワイトニングを行えることがホームホワイトニングのメリットです。
ホワイトニング中とホワイトニング後1〜2時間は飲食を控えなければなりませんが、1日のどのタイミングでホワイトニングを行っても問題ありません。
通院回数が少ない
ホームホワイトニングの場合、通院回数は2回ほどです。診察やホワイトニングに使用するマウスピースの型取りのために一度目の来院、完成したマウスピースの受け取りのために二度目の来院が必要です。ホワイトニングのための予約は必要ないので、先の予定が明確でない方でもホワイトニングできるでしょう。
虫歯や歯周病などのトラブルがあった場合は、治療のための通院が必要となるため、通院回数が増える可能性があります。
オフィスホワイトニングと比較して費用が安い
オフィスホワイトニングの費用は、20,000〜70,000円程度です。ホームホワイトニングは、10,000〜30,000円が相場なので、ホームホワイトニングのほうが費用を抑えられます。
ホームホワイトニングで使用する薬剤の濃度が低いこと、ご自身で行うため技術料がかからないことなどから、リーズナブルな価格で提供されているのです。
奥歯まで白くできる
オフィスホワイトニングでは、薬剤を塗ったあとに専用の光を照射してホワイトニングを行います。そのため、光が当たりにくい奥歯はホワイトニングの効果が十分に出ないことがあります。
ホームホワイトニングは光の照射が不要なため、光を当てられない奥歯まで白くできるでしょう。
デメリット
ホームホワイトニングのデメリットは、以下のとおりです。
・白さを実感できるまで時間がかかる
・薬剤やマウスピースの自己管理が必要になる
それぞれ解説します。
白さを実感できるまで時間がかかる
即効性のあるオフィスホワイトニングとは異なり、徐々に歯を白くするホームホワイトニングは、効果を実感できるまで時間がかかります。個人差はありますが、毎日ホワイトニングを行った場合、2週間ほどで白さを実感できる方が多いです。
予定があって数日後までに白くしたいなど、即効性を求める方にはホームホワイトニングは向いていません。
薬剤やマウスピースの自己管理が必要になる
好きな時間に好きな場所でホワイトニングができる点がホームホワイトニングの魅力ですが、すべての管理を自分で行わなければならないことはデメリットでしょう。
マウスピースをなくさないように保管し、使用時間や使用方法をきちんと守らなければいけません。自己管理することに不安がある方や苦手な方は、歯科医院で行うオフィスホワイトニングが適しているでしょう。
ホームホワイトニングの流れ
ホームホワイトニングを行うときの一般的な流れは、以下のとおりです。
・カウンセリング・診察
・歯のクリーニング
・マウスピースの型取り
・自宅でのホワイトニング
それぞれ解説します。
カウンセリング・診察
まずは、お口の中の状態を確認します。虫歯や歯周病がないかを調べ、トラブルがある場合は薬剤がしみる可能性があるので、先に治療を行うのが一般的です。
カウンセリングではシェードガイド（歯の色見本）を使って現在の歯のトーンを確認し、ホワイトニングでどの程度白くしたいかなどを伺います。
歯のクリーニング
歯に汚れが残っている状態だと、薬剤がうまく浸透せず色むらができる場合があります。そのため、ホワイトニングを行う前に、専用の機械を使って歯の清掃を行います。
マウスピースの型取り
ホームホワイトニングをするには、専用のマウスピースが必要です。一人ひとりのお口に合ったマウスピースを作成するため、型取りを行います。
マウスピースの完成には数週間時間がかかることが多いです。マウスピースが完成したら、受け取りのために再来院します。
自宅でのホワイトニング
マウスピースが完成したら、自宅でホワイトニングを開始します。ホームホワイトニングの手順は、以下のとおりです。
・歯磨きをする
・専用のマウスピースに薬剤を塗って歯に装着する
・2時間程度マウスピースを装着する
・外したマウスピースを水で洗い、うがいをして歯磨きをする
マウスピースの使用後は、乾かして専用のケースで保管しましょう。
薬剤を多く使用したり、マウスピースを長く装着したりすると、ホワイトニング効果が高まると思う方がいるかもしれませんが、得られる効果に影響はしません。歯がしみるなど、トラブルにつながる可能性があるので、歯科医師の指示を守ってホワイトニングを行いましょう。
何かトラブルがあったときは、すぐに歯科医院へ相談してください。
ホームホワイトニングの効果持続期間はどれくらい？
ホームホワイトニングの具体的な持続期間と、白さを保つためにできることを解説します。
ホームホワイトニングの持続期間
ホームホワイトニングの効果の持続期間は、6か月〜1年程度といわれています。オフィスホワイトニングは3〜6か月の程度の持続期間のため、ホームホワイトニングのほうが効果を持続しやすいです。
ホームホワイトニングはゆっくりと時間をかけて歯を白くさせるので、色戻りしにくいといえるでしょう。
白さを長く保つためにできること
ホワイトニングの種類によって、効果の持続期間はある程度決まっています。
しかし、ホワイトニング後の過ごし方によっては、白さを長く保てることがあります。以下のポイントに気をつけるとよいでしょう。
・色の濃い飲食物を避ける
・食後の歯磨きを欠かさない
・定期的に歯科医院でのクリーニングを受ける
飲食物に含まれる色素が歯の表面に付着することで、歯の黄ばみや着色の原因です。着色しやすい飲食物は、カレーやコーヒー、赤ワインやお茶、ケチャップなどが挙げられます。
これらの飲食物を口にしてはいけないわけではありませんが、白さを持続させたい方は避けたほうがよいでしょう。特に、ホワイトニング後4〜5時間程度は、歯が着色しやすい状態なので避けてください。
食後はすぐに歯磨きをして、長時間歯の表面に汚れが残らないようにしましょう。
歯科医院でのクリーニングを受けることで、歯ブラシでは落とせない歯と歯の間の汚れなどを除去できます。定期的に受ければ、白さを長持ちさせられるでしょう。
ホームホワイトニングの注意点
ホームホワイトニングをする際の注意点は、以下の3つです。
・白くならない歯がある
・トラブルを放置しない
・使用方法・使用時間を守る
それぞれ解説します。
白くならない歯がある
オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングの両方にいえることですが、ホワイトニングの薬剤は天然歯にしか作用しません。そのため、詰め物や被せ物、インプラントなどは、どれだけホワイトニングをしても白くなりません。
全体のバランスを見て、詰め物や被せ物の黄ばみが気になる場合は、詰め物や被せ物を新しいものに取り替えて対応します。
目立つ位置に詰め物などがある場合、ホワイトニングをしても白くなったと実感できないかもしれません。担当の歯科医師と相談し、今後の対応を検討してください。
トラブルを放置しない
オフィスホワイトニングでは、資格を持った歯科医師や歯科衛生士によってホワイトニングが行われるため、万が一トラブルがあってもすぐに相談でき、対応してもらえます。
しかし、ホームホワイトニングの場合、自分でホワイトニングを行います。トラブルがあっても対処を後回しにする、そのまま使い続けるなど、適切に対応できないかもしれません。
我慢できないような痛みを感じた場合や体への影響があった場合は、放置せずに担当の歯科医師に相談してください。
使用方法・使用時間を守る
ホームホワイトニングは、使用方法や使用時間が決められています。指示された使用方法や使用時間を守らないと、歯が傷ついたりホワイトニングの効果が得られない可能性があるので、必ず指示を守って使用しましょう。
まとめ
自宅で好きな時間に行えることが、ホームホワイトニングの大きなメリットです。オフィスホワイトニングと比較して費用を抑えることができ、効果の持続期間も長いことから、人気のホワイトニング方法です。
自己管理が必要であることや効果を実感できるまでに時間がかかることなど、デメリットはありますが、デメリットを上回るメリットが多く存在します。デメリットも理解したうえでホームホワイトニングを受けてください。
ホームホワイトニングを検討されている方は、千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」にお気軽にご相談ください。