ブログ

HOME > ブログ > 入れ歯からインプラントにするメリットとは?治療法も解説!

入れ歯からインプラントにするメリットとは?治療法も解説!

インプラントにした女性

こんにちは。千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」です。

入れ歯を作って使っていたけれど、噛みにくい、ケアが面倒、はずれやすい、痛みがあるなどの理由で、インプラントに変えたいと考える方もいるかもしれません。

本記事では、入れ歯からインプラントにするメリットや、治療方法についてくわしく解説します。入れ歯からインプラントに変えたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

入れ歯からインプラントにできる?

入れ歯からインプラントにできるか疑問の人

結論として、入れ歯からインプラントにすることは可能です。実際に、入れ歯にしてみたものの食事がしにくい、会話がしにくいという理由からインプラントに変える方もいます。

とくに、入れ歯の範囲が広くなればなるほど噛みにくさを感じる方が増え、インプラントへの交換を検討する傾向にあります。

入れ歯からインプラントへ交換するタイミングは、入れ歯の使用期間が短いほどよいといわれています。入れ歯の使用期間が長いと、歯茎や顎の骨が減って痩せてしまい、インプラント体を埋入するために十分な骨が残らなくなる可能性があるためです。

また、入れ歯は多くの場合、ほかの歯に引っ掛けて固定します。ほかの歯に負担がかかって寿命が短くなり、インプラント体の手術に耐えきれなくなる可能性もあるでしょう。

そのため、長い間入れ歯をしていた状態からインプラントへ変えた場合には、インプラント治療の前に顎の骨を増やす手術などが必要になります。入れ歯からインプラントへの変更は、入れ歯の使用期間が短いほどスムーズに進むでしょう。

入れ歯からインプラントにできないケース

ただし、すべての方が入れ歯からインプラントに変更できるわけではありません。交換を検討していても、以下の方は断られる可能性があるでしょう。

喫煙者

喫煙者は、たばこに含まれる有害成分の影響で手術がうまくいかなかったり、埋入したインプラント体が顎の骨とうまく結合しなかったりする可能性があります。手術の失敗率は、非喫煙者よりも約2倍高いといわれています。

また、合併症の発症率も46%と高いことから、喫煙者は入れ歯からインプラントへの変更ができないケースが多いです。

重度の歯周病がある人

重度の歯周病があると、インプラント体と顎の骨が結合しない可能性が高いです。まずは歯周病の治療をしないとインプラントは受けられません。

骨粗しょう症の方

骨粗しょう症の方は骨が弱くなっています。インプラント体を埋入するために骨に穴をあけたときに、骨が砕けたり破壊されたりする可能性が高いでしょう。

また、骨粗しょう症の治療薬には、顎骨壊死や顎骨骨髄炎などの副作用が報告されています。インプラントの治療をしても、副作用によってせっかく挿入したインプラント体がすぐにとれてしまったりする可能性があります。

このことから、骨粗しょう症の方、および骨粗しょう症の治療中の方は、インプラント治療ができません。

内科系・血液系の疾患がある方

循環器系、内科系の疾患がある方も、インプラントの治療ができません。インプラント体を埋入するときには麻酔を使って手術をするため、呼吸と循環が安定している必要があります。

とくに、インプラントの埋入が難しいといわれるのが糖尿病の方です。糖尿病の方は免疫力や抵抗力が低下しているため、傷口の回復が遅くなり思わぬ合併症を引き起こす可能性があります。

入れ歯からインプラントにするメリット

入れ歯からインプラントにするメリットイメージ

入れ歯からインプラントにするとさまざまなメリットがあります。ここからは、入れ歯からインプラントにするメリットについて解説します。

見た目がキレイ

インプラントは、自分の歯と見間違えるほど透明度が高くきれいなことが特徴です。そのため、遠くから見るとインプラントを入れているとはわかりません。

入れ歯の場合は固定するための金具が見えますが、インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込んで固定するため、金具などはありません。治療後に見た目の印象が大きく変わったり、口をあけて笑えなくなったり、マイナスな影響は出にくいでしょう。

しっかり噛める

入れ歯では、しっかりと噛めなかったり噛むとはずれてしまったり、食事の際に悩みを抱える方が多いです。

しかし、インプラントは顎の骨に土台を埋入しているため、しっかり強く噛めます。入れ歯がはずれたり破損したりといった可能性があるために避けていた粘着性のある食べ物や硬い食べ物も無理なく噛めるでしょう。

ケアが容易

入れ歯は食事のあとにはずして洗ったり、就寝時はケースに入れたりとケアに手間がかかります。インプラントは他の歯と同じように歯磨きをすればいいので、ケアが簡単です。

また、インプラントはつるつるつとした材質であることから汚れが付着しにくく、付着しても落としやすいです。

入れ歯からインプラントにするデメリット

入れ歯からインプラントにするデメリットイメージ

入れ歯からインプラントにすることはメリットが多い一方、デメリットもあります。入れ歯からインプラントにするデメリットは、次の通りです。

費用がかかる

入れ歯は保険診療で作成できる一方、インプラントは自費診療となるため費用がかかります。また、合併症を予防する目的でインプラント治療後は定期的にクリーニングや検診を受ける必要がありますが、これらもすべて自費診療です。

インプラントが何らかの理由で破損したり寿命がきたりして再治療をする場合にも、すべて自費になるでしょう。ある程度の費用がかかるという点は理解しておく必要があります。

治療期間が長い

入れ歯は保険診療であれば1か月程度で作れます。

しかし、インプラントは下の歯で半年程度、上の歯で1年程度かかります。インプラント体を埋入した後は仮の歯をつけておくため、歯がまったくない状態が長く続くことはありませんが、すぐに歯を補いたい方にはデメリットとなるでしょう。

手術に伴うリスクがある

手術に伴い、痛みや出血などの症状が現れることがあります。また、インプラント周囲炎など、インプラント特有の病気にかかる可能性もあります。

入れ歯からインプラントにする場合の治療法

入れ歯からインプラントにする治療の説明

入れ歯の種類によって、インプラントにするときの治療法は異なります。ここからは、総入れ歯、部分入れ歯、それぞれの入れ歯からインプラントにする場合の治療法について解説します。

総入れ歯の場合

これまで、総入れ歯の方は通常のインプラント治療と同様に1本1本インプラント体を埋入しなければなりませんでした。そのため、治療費が高額になったり合併症を引き起こす可能性が高くなったりしていました。

しかし、現在では総入れ歯の場合、オールオン4という方法で治療するのが一般的です。オールオン4とは、最小4本のインプラントで片顎12本分の人工歯を支える治療法です。

最小4本しかインプラント体を埋入しないため、骨がしっかりとしている部分を選んで治療でき負担を最小限に抑えられます。また、インプラント体を埋入する本数が少ないことから、従来のインプラントで治療するよりも費用の負担が少ない点も特徴です。

オールオン4を取り入れている歯科医院は多くないので、探して相談する必要があります。

部分入れ歯の場合

部分入れ歯の場合、インプラントにする範囲が狭いので通常のインプラント治療で歯を補います。部分入れ歯の場合、これまで金具を引っ掛けていた部分の歯がもろくなっていることが多いです。そのため、支えになっていた歯もインプラントの治療対象となることがあります。

入れ歯を長く使っていた場合は顎の骨や歯茎が痩せていることが多いので、骨造成などの追加の処置が必要になることもあるでしょう。

まとめ

インプラントにしたきれいな歯

入れ歯からインプラントにすることで、さまざまなメリットを得られます。

インプラントへの交換には費用と治療期間はかかるものの、しっかりと噛んで食事ができるようになります。お手入れが容易な美しい人工歯を入れられるので、生活の質を高められるでしょう。

しかし、入れ歯からインプラントへの交換は誰でもできるわけではありません。持病がある方や喫煙者など、インプラントへの交換ができないケースもあります。

入れ歯からインプラントへの交換を希望している方は、まず歯科医院へ相談しましょう。

入れ歯からインプラントへの変更を検討されている方は、千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」にお気軽にご相談ください。

0473704180
24h WEB予約