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歯のセラミック治療は保険が適用される?費用を安くする方法も解説

歯の模型に乗せられるセラミックの被せ物

こんにちは。千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」です

虫歯や外傷などで歯を治療したときには、削った部分の機能を回復させるために詰め物や被せ物を行います。

詰め物や被せ物にはさまざまな種類がありますが、セラミック歯を入れようか悩んでいる方もいるでしょう。セラミック歯は保険が適用されないため、高額なイメージを持っている方も多いです。

今回は、歯のセラミック治療に保険は適用されるのか、セラミック治療を安くする方法とあわせて解説します。セラミック治療に興味はあるけれど費用が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

セラミック治療とは?

顎に手を当てて考える女性

虫歯などで歯を削った際は、削った部分の機能を回復させるために詰め物・被せ物の治療を行います。セラミック治療は、詰め物・被せ物の素材にセラミックを使用する方法です。

詰め物・被せ物というと、銀歯をイメージする方が多いでしょう。銀歯は、保険適用で受けられる最も一般的な治療法です。

しかし、銀歯には、審美性の低さや金属アレルギーのリスク、虫歯の再発性の高さなどのデメリットがあります。セラミック治療は天然歯のもつ透明感と色調の再現性に優れているため、審美性が非常に高いです。歯科医師でも天然歯と見分けがつかないこともあります。

着色や変色、変形が起こりにくく歯との親和性が高いので、虫歯の再発リスクが少ない点も大きなメリットです。保険適用の銀歯と比較して寿命が長いので、セラミック治療を選択する方は増加傾向にあります。

セラミック治療は保険が適用される?

タブレットで資料を見ながら電卓を叩く女性

健康保険が適用されるのは、機能の回復を目的とした必要最低限の治療です。そのため、審美性の高さから選択されるセラミック治療は、保険適用外になります。自由診療となり、治療費は全額自己負担するのが一般的です。

ハイブリッドセラミックは保険が適用される

セラミック治療の一つのハイブリッドセラミックは、条件を満たした症例のみ保険適用で治療できます。2023年現在では保険適用範囲が広がったCAD / CAM冠とよばれる治療法で、ほぼすべての歯を保険適用で治療できるようになりました。

CAD / CAM冠の保険適用範囲は、前歯〜第二小臼歯です。第一大臼歯は上下左右すべての第二大臼歯が残っている場合、第二大臼歯は金属アレルギーと診断された場合と条件がありますが、多くの歯を保険適用で治療できます。

ただし、CAD / CAM冠は厚生労働省に承認された歯科医院でのみ取扱うことができる治療法です。すべての歯科医院で行える治療ではないため、CAD / CAM冠での治療を検討している方は事前に歯科医院に確認しましょう。

CAD / CAM冠は、セラミックと歯科用プラスチックを材料として使用します。材料に金属を使用していないため、金属アレルギーの方でも使用でき、審美性も高いです。

材料の一部がプラスチックなので破損するリスクが高いことがデメリットでしょう。着色しやすいため、経年劣化による変色も目立ちます。

CAD / CAM冠を選択した場合、破損するトラブルを避けるために銀歯やセラミック治療より歯を多く削る必要があるでしょう。また、保険治療を行った部分は原則2年間、保険での再治療ができません。トラブルが起きた場合は、修理する、または自費で作り直す必要があります。

セラミック治療にかかる費用を安くする方法はある?

コストダウンのイメージ図を書く男性

セラミック治療は保険が適用されないため、すべての費用を自己負担しなければなりません。セラミック治療は高額なので、少しでも費用を安くしたいと考える方は多いでしょう。

セラミック治療にかかる費用を安くする方法は、以下のとおりです。

・複数の歯科医院を受診する

・医療費控除を利用する

・ハイブリッドセラミックを選択する

・初めからセラミック治療を選択する

それぞれ解説します。

複数の歯科医院を受診する

セラミック治療は、保険適用外の自由診療です。同じセラミックの詰め物・被せ物の治療でも、歯科医院によって費用が異なります。複数の歯科医院を受診して、費用の安い歯科医院を選択するとよいでしょう。

ただし、セラミック治療の相場はある程度決まっているため、極端に安い価格で提供している歯科医院には注意してください。治療費の一部しか提示していないケースや、安価で低品質な材料を使っている可能性もあります。

医療費控除を利用する

医療費控除は、世帯全員の1年間に支払った医療費が100,000円を超えた場合に確定申告することで、支払った医療費の一部が所得から控除される制度です。

ただし、医療費控除の対象は機能の回復が目的の治療です。美容や審美目的の場合は対象外となります。

医療費控除の手続きには、レシートや領収書の提出が必要なため、確定申告の手続きまで必ず保管しておきましょう。医療費控除でセラミック治療にかかる費用自体が安くなるわけではありませんが、負担額は減らせます。

ハイブリッドセラミックを選択する

セラミックには、いくつか種類があります。なかでもハイブリッドセラミックは陶材に歯科用プラスチックを混ぜた素材のため、安価にセラミック治療を受けることが可能です。

材料に歯科用プラスチックが混ざっているので、ほかのセラミックより強度が劣り変色しやすいデメリットがありますが、費用を安く抑えることができるでしょう。保険適用のCAD / CAM冠も、ハイブリッドセラミックに分類されます。

初めからセラミック治療を選択する

詰め物・被せ物を選択する際に、費用を考慮して保険適用の銀歯を選択する方もいるでしょう。

しかし、銀歯は審美性が劣り、長期的に考えると虫歯の再発リスクが高く、金属アレルギーのリスクもあります。銀歯を入れた数年後に再び虫歯ができ、再治療になる方は多いです。銀歯の寿命は平均5〜7年なので、寿命がきたら交換する必要もあるでしょう。

セラミックの治療費が安くなるわけではありませんが、初めからセラミック治療を選択することで、虫歯の再治療などにかかる費用をなくせるかもしれません。

銀歯は1回あたりの費用が安いですが、5年程度で交換を繰り返すと治療費がかかります。セラミック歯は10〜15年程度使用できます。銀歯の付け替えなどを考慮すると、セラミック治療のほうがトータルの費用が安くなるケースもあるでしょう。

まとめ

鏡でセラミックの色を確認する男性

今回は、セラミック治療の概要や費用、保険適用について解説しました。セラミック治療は、保険適用外の自由診療になります。そのため、費用は保険適用の銀歯などと比較して高額になるでしょう。

セラミック治療のなかには、条件を満たしていれば保険適用で入れられるCAD / CAM冠があります。CAD / CAM冠は、陶材と歯科用プラスチックを用いたもので、ハイブリッドセラミックともよばれています。治療費を少しでも抑えたい方は、CAD / CAM冠を検討するとよいでしょう。

ただし、自由診療のセラミックと比較すると、審美性や強度は劣ります。入れる場所や求める審美性などを考慮して選択しましょう。

複数の歯科医院を受診して比較する、医療費控除を利用するなどを行うことで、セラミック治療の費用を安くできます。セラミックのなかでは比較的安価なハイブリッドセラミックを選択することも検討するとよいでしょう。初めからセラミックを選択することで、虫歯の再治療や銀歯の寿命による交換などにかかる費用を抑えられます。

セラミック歯は、丈夫で審美性も高いことから選択する方が増加している治療法です。

セラミック治療を検討されている方は、千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」にお気軽にご相談ください。

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