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インプラントは何年もつ?長持ちさせるためのポイントも解説!

インプラントの手術を行う歯科医師たち

こんにちは。千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」です。

天然歯と見分けがつかないほどに審美性が高いので、失った歯を補う治療としてインプラントを希望する人も少なくありません。

しかし、「インプラントは何年もつ?」「インプラントを長持ちさせるには?」など、疑問に思う方もいるでしょう。

今回は、インプラントの概要や寿命、長持ちさせるための方法、寿命が短くなる原因について解説します。インプラント治療に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントとは?

インプラントの模型を持って説明する歯科医師

インプラントは、失った歯を補う治療です。インプラント体を歯槽骨に埋め込んで人工歯を装着するため、天然歯と変わらない噛み心地を得られます。天然歯の色合いや光沢を再現した人工歯を装着できるので、審美性が高いこともメリットです。

歯を失う前と同じような見た目を取り戻すことができ、天然歯に近い噛み心地を得られることから、多くの人に注目されています。

インプラントは何年もつ?

頭から?を浮かべて考える赤い服の女性

インプラントは、一生使えるものではありません。インプラントの寿命は、平均10〜15年です。

10〜15年後の残存率は、上下顎ともに90%以上です。骨移植手術後にインプラントをした場合は少し下がりますが、それでも87〜92%の残存率があります。インプラント手術後、長く使用している人が多いのです。

参照元:厚生労働省委託事業「歯科保健医療情報収集等事業」 歯科インプラント治療のためのQ&A

インプラントの20年残存率

インプラントを、20年後も問題なく使用できるケースも数多くあります。日本口腔インプラント学会が行ったインプラント治療後20年以上経った患者様への調査結果によると「問題ない」と答えた人は77%でした。食事中に「なんでも噛める」と回答している人は80%を超えています。

インプラントの寿命は10〜15年とされていますが、10年以上問題なく使えている人は20年後も残存している可能性が高いことが伺えるでしょう。

参照元:日本口腔インプラント学会「20年以上経過したインプラント患者のアンケート結果」

ほかの治療との残存率の比較

歯を失ったあとに、インプラント治療以外に選択される治療法と平均寿命は、以下のとおりです。

・入れ歯(義歯):2〜3年

・ブリッジ:7〜8年

どちらも保険適用で治療を受けられるため、インプラント治療に比べて安価な場合が多いです。

しかし、平均寿命は、インプラントが圧倒的に長いといえます。インプラント治療は高額ですが、長く問題なく使えるためコストパフォーマンスは悪くないでしょう。

インプラントの寿命が短くなる原因とは?

机に置かれた?と虫眼鏡の木のブロック

インプラントは平均寿命が長く、10年以上経過しても問題なく食事できる場合が多いです。

しかし、インプラントの取り扱い方を間違えると寿命が短くなることは理解しなければなりません。インプラントの寿命が短くなる原因は、以下のとおりです。

メンテナンスをしていない

口腔ケアをしっかりと行っていない、定期検診を受けていないなど、適切なメンテナンスをしていなければインプラントの寿命が短くなります。

毎日行う口腔ケアがしっかりとできていないと、歯周病にかかりやすくなります。インプラント周囲の組織に炎症が起きるインプラント周囲炎になると、最悪の場合インプラントが脱落するでしょう。

定期検診を受けていないと、インプラントに問題点がある場合や、インプラント周囲炎になっている場合、早期に発見できません。気づいたときには治療できない状態になっている可能性もあるのです。

また、定期検診を受けていない人は、定期検診を受けている人と比較してトラブルが起きる確率が高く、残存率も低いとされています。

定期検診を受けていない場合は、インプラントの保証を使えないのが一般的なので注意してください。

喫煙している

喫煙している人はインプラントのトラブルが起きやすく、寿命が短い傾向にあります。喫煙することで血行が悪くなり、歯茎や骨に必要な栄養が十分に行き渡らないからです。

喫煙すると、インプラント周辺の歯周組織が弱り、インプラント体と骨が結合できなくなるでしょう。インプラントがしっかりと固定されず、脱落することもあるのです。

噛み合わせが悪い・食いしばりの癖がある

噛み合わせが悪い、食いしばりの癖があるなど、インプラントに過度に負荷がかかる場合、問題が起きやすくなります。

インプラント治療をした当時は噛み合わせに問題がなくても、時間の経過とともに悪くなることもあるでしょう。定期検診で、噛み合わせをチェックしてもらうことも重要です。

食いしばりの癖がある場合は、マウスピースの使用を検討しましょう。インプラント治療をする前に、食いしばりについて歯科医師と相談してください。

インプラントを長持ちさせるためにはどうしたらいい?

体の横を指さして笑う女性

インプラントは、非常に高額な治療です。そのため、できるだけ長く使いたいと思うでしょう。

インプラントを長持ちさせるためにできることをご紹介します。

定期検診を受ける

インプラントを長持ちさせるためには、定期検診を受けることが重要です。上述したとおり、定期検診を受けている人と受けていない人では、インプラントの問題発生率が異なります。

定期検診を受けると、問題が起きたときに早期発見しやすい、保証を使って問題を解決できるなどのメリットがあります。

セルフケアをしっかりと行う

毎日のセルフケアはしっかりと行いましょう。インプラントは、比較的手入れがしやすいとされています。

しかし、しっかりとケアしなければ、インプラント周囲炎の原因になるでしょう。日頃のケアが非常に大切です。

歯ブラシを使用した歯磨きのほかに、デンタルフロスやタフトブラシ、歯間ブラシなどを使用しましょう。歯と歯茎の境目、歯と歯の間など、虫歯や歯周病になりやすい部分を特に注意して磨いてください。正しい磨き方や道具の使い方は、歯科衛生士から教えてもらえます。

信頼できる歯科医院で手術をする

適切に手術を実施し、責任をもって治療後のケアを行ってくれる歯科医院でインプラント手術を受けることも大切です。特に、以下の内容を確認しましょう。

・インプラント治療の経験が豊富か

・手術前に納得のいく説明をしてくれるか

・信用できるインプラントメーカーを採用しているか

・メリットだけでなくデメリットも伝えてくれるか

・料金設定が分かりやすいか

安さだけでインプラント治療を受ける歯科医院を決定すると、手術後のケアが適切でない場合や、安価なインプラントを使用している場合など、問題が起きるかもしれません。

インプラントが寿命を迎えたらどうしたらいい?

壁掛け時計を拡大した写真

インプラントが寿命を迎えるケースは、人工歯が破損した場合と、インプラント体が脱落した場合の2つです。それぞれの対応方法を解説します。

保証期間内で条件を満たしていれば、無料で治療してもらえる可能性もあるでしょう。

人工歯が破損した場合

インプラントの人工歯が破損しただけで、土台部分のインプラント体に問題がない場合は、人工歯を修復する、もしくは人工歯を作り直して対応します。

人工歯の破損は、硬いものを食べた、スポーツをしていたらボールが当たったなどの理由が考えられます。修復が可能なら、修理をするだけで再装着できるでしょう。修復が難しい場合は、新しく作り直して装着します。

インプラント体が脱落した場合

インプラント体が脱落した場合は、再手術を行います。

ただし、インプラントが脱落する場合は、定期検診を受けていない、インプラント周囲炎になっている、喫煙しているなどの問題がある可能性が高いです。再手術の前に、インプラント周囲炎の治療や禁煙など、根本的な原因を排除する必要があるでしょう。定期検診を受けておらずインプラントが脱落した場合は、保証は使えないことが多いです。

まとめ

レントゲン写真を用いて説明する男性歯科医師

インプラントは、手術後永久的に利用できるわけではありません。平均寿命は10〜15年です。

正しいケアを行い、定期検診で問題がないかをしっかりとチェックしていれば、20年以上使用できることもあります。しっかりとケアを行うことで、手術後長期にわたり問題なく使用できるでしょう。

インプラント治療を検討されている方は、千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」にお気軽にご相談ください。

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