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老後にインプラント治療は受けられる?メリットやリスクを解説!

笑顔の老人

こんにちは。千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」です。

老後は、健康を維持しながら積極的な生活を送ることが重要でしょう。口内の健康は見過ごされることが多いですが、生活の質に大きな影響を与える要素です。

歯科治療技術の進歩により、老後に歯を失った場合の選択肢は増加しています。なかでもインプラントは、非常に高い機能性と審美性から多くの方に注目されているのです。

今回は、老後に歯を失った場合の選択肢としてインプラント治療に焦点を当て、メリットやデメリット、考慮すべきリスクについて解説します。

老後に歯を失った場合の選択肢

歯を失ったときの選択肢

老後に歯を失った場合の選択肢は、以下のとおりです。

入れ歯

入れ歯は、失った歯を補うための取り外し可能な装置です。清掃が容易な反面、長時間使用すると不快感を生じることがあります。

保険が適用されるので、比較的安価に治療を受けられることが特徴でしょう。審美性や機能性を高めたい場合は、保険適用外の素材も選択できます。

隣接する歯や歯茎を支えにするため、周囲の組織に負担がかかることがデメリットです。食事・会話中に外れる、噛む力が天然歯の10〜40%程度しか得られないなどのデメリットもあります。

ブリッジ

ブリッジは、隣接する歯を削って土台とし、連結した人工歯を被せる治療法です。入れ歯と同様、保険が適用されます。審美性・機能性を高めたい場合は、保険適用外の素材も選択することが可能です。

入れ歯と比較すると見た目が自然で安定感がありますが、健康な歯を削ることがデメリットでしょう。失った歯を補うために必要な処置ですが、歯の寿命を縮めることになります。

インプラント

インプラントは、人工歯根を顎の骨に埋め込んで歯を再建する方法です。構造が天然歯に近いので、自然な噛み心地を得られます。人工歯にはセラミックを使用するので、審美性が高いことも特徴でしょう。

インプラントの大きな利点は、周囲の健康な歯に影響を与えずに失った歯の機能を取り戻せることです。顎の骨の健康状態を維持する効果もあります。

しかし、インプラントは手術が必要な治療なので、健康状態に問題がある方は受けられないことがあります。希望するすべての方が受けられる治療ではありません。

保険が適用されないので、ほかの選択肢に比べて高額になることが多いです。

老後にインプラント治療は受けられる?

疑問がある老人

老後にインプラント治療を受けることは可能です。年齢自体は、インプラント治療の障害にはなりません。インプラントは、失った歯の機能を取り戻し、食事や会話の質を改善できる非常にメリットの多い治療です。

ただし、回復力や免疫力は年齢とともに低下します。術後の回復過程や感染リスクには十分に注意する必要があるでしょう。

また、インプラント治療を受けるには、口内環境が健康であることが条件です。歯周病が悪化しており顎の骨が大きく溶かされている場合は、治療を受けられないでしょう。

インプラントは顎の骨に直接埋め込まれるため、十分な骨密度が必要です。顎の骨の密度や厚みが足りない場合は、骨造成という外科処置が必要になります。

全身の健康状態も非常に重要です。特に、心血管疾患や糖尿病などの慢性疾患がある場合、治療のリスクを高めるでしょう。

老後に歯を失った場合にインプラント治療を選択するメリット

インプラント治療を選択するメリットイメージ

老後に歯を失ったとき、インプラント治療は有効な選択肢の一つです。インプラントはほかの治療方法と比べて多くのメリットがあり、老後の生活の質を向上できるでしょう。

歯の機能を取り戻せる

当然のことですが、失った歯を補えば歯の機能を取り戻せます。特に、インプラントは天然歯と近い構造で歯を再建できるので、自然な噛み心地を得られます。

天然歯の噛む力を100%とした場合、入れ歯は10〜40%程度、ブリッジは60%程度しか噛む力がありません。

しかし、インプラントは100%に近い噛む力を手にいれられます。ご自身の歯のように使用できるので、老後の生活を快適に送れるでしょう。

お手入れがしやすい

インプラントは、ご自身の歯と同様にブラッシングしてお手入れします。入れ歯の場合は取り外して入れ歯を洗浄しなければなりませんが、インプラントは取り外せません。

定期的に歯科医院を受診してクリーニングしてもらう必要はありますが、ふだんは特別なケアを行う必要はありません。丁寧に歯磨きするだけで清潔に保てます。

自然な見た目が手に入る

インプラントの人工歯に使用する素材は、セラミックです。セラミックは天然歯の色調や艶、透明感の再現性に非常に優れており、ご自身の歯と見分けがつかないほど自然な人工歯を製作できます。

自然な見た目の歯が手に入ることで、自信を持って笑えるようになるかもしれません。歯がないことによる恥ずかしさや、会話中に入れ歯が外れる不安感がなくなり、社交的になる方も多いです。

骨吸収を防げる

顎の骨は、噛む刺激を受けることで量や厚みを保っています。歯がなくなって刺激が伝わらなくなった部分の顎の骨は、徐々に痩せるのです。

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む治療なので、噛む刺激が顎の骨に伝わります。そのため、顎の骨が痩せることを防げるでしょう。

老後にインプラント治療を受けるリスク・デメリット

インプラント治療を選択するデメリットイメージ

インプラント治療には多くのメリットがありますが、リスクやデメリットも存在します。

外科手術が必要である

インプラント治療は外科手術を伴うため、手術に関連するリスクが存在します。感染や出血、周囲の神経・血管の損傷リスクがあるでしょう。

特に、老後にインプラント治療を受ける場合、全身の健康状態などによってリスクが高まることがあります。治療前にしっかりと検査を行い、適切な治療計画を立てることが非常に重要です。

また、手術後の回復期間中に痛みや不快感をおぼえることもあり得ます。適切な術後ケアによって最小限に抑えられますが、術後1週間程度痛みが続くこともあるでしょう。

丁寧に口腔ケアを行う必要がある

インプラントを長期的に使用するには、適切に管理する必要があります。インプラントと天然歯の間には食べカスやプラークが溜まりやすいため、日々の丁寧な口腔ケアと定期的な歯科検診が欠かせません。

費用が高い

インプラント治療には保険が適用されません。そのため、入れ歯やブリッジと比較すると費用が高いです。

しかし、インプラントは適切にメンテナンスしていれば10〜15年程度使い続けられます。入れ歯やブリッジは5〜8年で再治療が必要になりますが、インプラントは非常に長く使えることがわかります。

まとめ

インプラント治療をして食事をする老人

今回は、老後にインプラント治療を選択するメリット・デメリット・リスクなどを解説しました。

老後に歯を失った場合の治療の選択は、生活の質に大きく影響する重要な決断です。選択肢には入れ歯、ブリッジ、インプラントがあり、それぞれに特徴と利点があります。

入れ歯は取り外し可能で日々の清掃を容易に行えますが、長時間使用すると不快感があるでしょう。ブリッジは見た目が自然で安定しますが、隣接する健康な歯に負担をかけます。

インプラントは自然な見た目を得られ、長期的に安定性しますが、手術に関連するリスクが存在します。状態によっては、治療を受けられないこともあるでしょう。

老後の口内健康は、総合的な生活の質に大きく影響します。歯科医師と相談し、さまざまな選択肢のなかからご自身に最適な治療法を選択しましょう。ご自身に適した治療を受け、快適で健康的な毎日を過ごしてください。

老後にインプラント治療を検討されている方は、千葉県市川市にある歯医者「本八幡駅前ミツル歯科」にお気軽にご相談ください。

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